【開催レポート】未来クライム「Web ディレクター体験講座」第1回
令和8年(2026年)7月5日(日)、美唄市民会館にて、未来クライム「Webディレクター体験講座(Wix体験会)」の第1回目が開催されました。
本講座は、美唄市の人材育成プロジェクトの一環として、多様な働き方を目指す方を対象に、ノーコードWebサイト制作ツール「Wix」を用いた実践的なスキル習得を目的としています。 全5回コースの初日となる今回は「Wix の基本操作をマスター」をテーマに、約4時間にわたり講義とワークショップが行われました。
■ Wixの概要とメリット・デメリット
冒頭でアイスブレイクや参加者自己紹介を行って、さっそく今回の講座でメインで使うWixの概要に関する講義が行われました。
Wix はプログラミングの専門知識(HTMLやCSSなど)がなくても、直感的な操作でWebサイトを作成できるノーコードツールです。 講師の岩下氏からは、Wixのメリットとして「プログラミング知識や制作ソフトが不要で時短になる」「ボタン一つで保存や公開が可能で、サーバー準備等が不要」「アプリ機能でECサイトなども簡単に実装できる」といった点が挙げられました。一方でデメリットとして「ページ構造が基本2階層まで」「作成したサイトデータを他のサーバーへ移管できない」点などが率直に語られ、メリット・デメリットを正しく理解して目的に応じたツール選択をすることの重要性が説かれました。
■ Wixエディタの基本操作とサイト制作の流れ

後半は、実際にWix に登録し、エディタ画面を操作しながらの講義となりました。サイト制作の大まかな流れとして、テンプレートの選択、レイアウトの編集、配色やフォントスタイルの設定といった「土台作り」が非常に重要であると強調されました。岩下氏は「料理で言えば材料をあらかじめカットしておく下準備と同じ。土台作りが終われば制作の8割は終わったようなもの」と例え、ルールを最初に決めることで効率的に作業を進められると解説しました。 また、モバイル版の編集はPC 版がすべて完了してから行う(二度手間を防ぐため)という鉄則や、PC 版の「グリッド線(幅980ピクセル)」の中に文字情報を収めるという実践的なテクニックも紹介されました。
エディタ画面の解説では、上部メニューの「保存」機能について、自動保存に頼らずこまめに手動保存することや、変更履歴から復元できる機能が説明されました。 特に受講者の関心を引いたのが「マイデザイン」機能です。これは自作の汎用性が高いパーツ(プライバシーポリシーのページなど)を保存し、別サイト制作時にも簡単に呼び出して使い回せる機能で、作業効率を劇的に向上させます。さらに、SEOを見据えた基礎知識として、見出し(H1〜H6)と段落(P)タグの概念が説明され、「H1タグはページ内に1つだけにする」といったルールが共有されました。
■ 受講生発案の「単語帳チャンネル」
講義中に「レスポンシブデザイン」や「拡張子」といった専門用語が登場する中、受講生から「わからない単語をSlack に書き留めて、最後にみんなで確認する『単語帳』を作ってはどうか」という提案がありました。この素晴らしいアイデアは即座に採用され、Slack 内に専用チャンネルが作成されました。受講生が主体的に学習環境を良くしようと工夫する姿が見られ、活発なコミュニケーションのポジティブなスタートとなりました。

■ まとめ
「Web ディレクター体験講座」の第1回目は、Wix の全体像を把握し、エディタの基本操作を学ぶ密度の濃い時間となりました。専門用語に戸惑う場面もありましたが、講師の丁寧な解説と受講生同士の助け合いにより、全員がスムーズにデジタルワークへの第一歩を踏み出しました。 次回は「Web デザイン力向上」をテーマに、写真やイラストの活用、カラーやレイアウトといったデザイン基礎について学んでいく予定です。最終日のECサイト構築と成果発表に向けて、参加者の皆さんがどのようにスキルアップしていくのか、今後の展開が非常に楽しみな初回となりました。
