第1回 美唄ハッカソン2025 開催レポート

2025年2月22日・23日の2日間、美唄市内のゴルフ5カントリー美唄コースで、記念すべき第1回「美唄ハッカソン」を開催しました。会場そのものをお題に、初対面の参加者同士でチームを作り、アイデアを出し合い、2日間でプロトタイプを仕上げる。そんな挑戦に、道内外から多くの方が集まりました。

イベント概要

  • イベント名: 第1回 美唄ハッカソン2025
  • 開催日: 2025年2月22日(土)10:00〜23日(日)16:00
  • 会場: ゴルフ5カントリー美唄コース(Alpen SNOWLAND美唄/北海道美唄市)
  • 主催: 美唄市
  • 運営: 株式会社イトナブ
  • テーマ: 「ゴルフ5カントリー美唄コースをハックせよ!」
  • 参加者: ハッカソン部門35名(6チーム)、こどもアイデアソン部門15名

テーマ「ゴルフ5カントリー美唄コースをハックせよ!」に込めた狙い

会場となったゴルフ5カントリー美唄コースそのものをお題に、実際に体験をしながらゴルフ場やスノーランドにテクノロジーの力を組み合わせて新たな価値をもたらすためのアイデアを募集しました。実体験が想像力をさらに膨らませる仕掛けとなりました。

1日目 ── チームビルドと開発スタート

初日は主催者の美唄市 土屋貴久副市長の挨拶スタート。会場には初めて顔を合わせるメンバーばかりで、開会直後は少し緊張した雰囲気も漂っていましたが、その場でチームを編成する事前編成なしのスタイルでチームビルドが始まると、自己紹介やアイデア出しを通じて少しずつ表情がほどけていきました。最終的に、次の6チームが結成されました。

  • BB5
  • 魔眼のマミィズ
  • SHIKANIKU
  • RPGG
  • JARU
  • 幹事マスターズ

10:30に開発がスタートすると、会場のあちこちでホワイトボードを囲んだ議論やキーボードを叩く音が聞かれるようになりました。窓の外は雪景色のゴルフ場、室内では初対面同士が知恵を持ち寄りながらアイデアを形にしていく。そんな対照的な光景が広がる1日目でした。17:30の終了時刻を迎えても作業を続けるチームもあり、会場に残って深夜まで開発を続けたチームもありました。

2日目 ── 開発、そして発表へ

2日目は10:00に開発を再開。前日の議論を経て方向性が固まったチームも多く、完成に向けて機能を仕上げる作業に集中している様子が印象的でした。

また、小中学生15名を対象にした「こどもアイデアソン」も同時開催しました。
ハッカソン部門と同様のテーマのもと「雪だるま」「しろくま」「きつね」の3グループに分かれ、スロットで出てきた言葉を組み合わせてアイデアを膨らませました。

実際にスノーランドのアクティビティも体験したことで、「ソリの上でキャンプできる移動型テント」「野球と雪合戦を合わせたやきゅうゆきがっせん」など、ユニークな雪遊びが次々と飛び出しました。

成果と表彰

13:00からはブース形式での展示発表。各チームのテーブルを参加者同士が回りながら、実際に動くプロトタイプを見て感想を交わし合う時間になりました。14:00からは全チームによる発表が行われ、審査員4名(美唄市 土屋副市長、アスノシステム株式会社 齋藤社長、ゴルフ5カントリー美唄コース 小水支配人、株式会社イトナブ 古山社長)による講評とともに、「Beautiful(美しさ)」と「Brilliant(独創性・発想の輝き)」の「2つのB」を観点に、技術的な完成度だけでなく、会場をどのような視点でとらえ、どこまで発想を広げられたかを重視し審査を行い、審査員賞として受賞チームを選出しました。

受賞チーム:魔眼のマミィズ

こどもアイデアソンの3グループも、審査員とハッカソン部門の参加者を前に、それぞれのアイデアを発表しました。参加した子どもたち全員に参加賞が贈られました。

参加者の声

イベント後のアンケート(回答22件)では、5段階評価で「5」が15件という高い満足度が得られました。次回参加についても「参加したい」との回答が14件と、多くの方から前向きな声をいただいています。参加のきっかけは「知人・社員の紹介」が最多で、「未来クライム経由」が続きました。

  • 「技術力のある方と一緒にアプリを作成することで知見が広がった」
  • 「多くの方と交流し、発想の無限の可能性の実感できたこと。協働作業の進め方。また、技術力がない自分も参加させていただけたこと」
  • 「初心者でも参加しやすい立て付けで、開発経験が浅くても参加できたこと」
  • 「本気で課題に取り組めたこと。生成AIや様々な開発ツールなどを使った短期間で高い成果をあげるチームを目の当たりにできたこと」
  • 「各地から多くの方々が、美唄に来てくれた」

一方で、会場のWi-Fi環境(回線の弱さ)についての指摘が複数寄せられ、翌年(第2回)に向けた改善課題となりました。

第2回開催へ向けて

第1回の実施結果を踏まえ、第2回の開催へ向けて検討を進めていきます。開催が決まりましたら、本Webサイト等で周知する予定となりますので、開催する際はぜひご参加ください。


美唄ハッカソンとは

美唄ハッカソンは、情報化人材育成事業「未来クライム」の事業の一環として、未来クライム参加者のIT関連企業との関係性構築や最先端技術・プロジェクトとの出会い、技術向上のために、美唄市が主催する開発イベントです。

「未来クライム」参加者にとっては、学んだことが実際にどう形になるのか、身につけたものがどう生かされるのかを体験する絶好の機会となります。

また、道内外の参加者から、多様な視点でアイデア出しをしてもらうことから、美唄市の地域課題の解決や魅力向上につながり、参加者にとっては関係性づくりや自分の能力・スキルを試す機会として、地域の若者や次世代の技術者にとっての学びの場を提供しています。


関連リンク